HP Probook 4610sの修理

インフォムスタッフの内山です。

今回は、HP Probook 4610sの修理を行いました。

ご依頼の内容としては、冷却ファンが動作しなくなったということでお預かりした機体になります。

早速、動作を確認してみると、電源は入りますが確かにファンは回っていません。

お客様から伺った状況だと、電源が入った後、しばらくして電源が急に落ちる状態とのことでしたので、CPUが冷却出来無い為に安全機能が働き、強制的に電源が切られていた状態になっていたものと推測されます。

さて、CPUの冷却ファンの状態を確認する為に機体の分解に入りました。

当機種の分解ですが、簡単に流れを書くと、バッテリーを外して、キーボードの上部分に配置されているスイッチカバーを外し、キーボードを外して、やっと、ファンが確認できます。

ファンの羽は見えるので、指で回るかを確認したところ、回転させようとすると回りにくく、抵抗を感じる状況でした。 ちなみにファンの羽の回りには細かい綿ゴミなどが付着した状態である為、この付着したゴミが若干影響している可能性もあります。

詳細を確認する為には、さらに機体の分解を進めなければなりません。

機体の分解の続きですが、パームレストを外し、HDDを外し、無線LANのケーブルを外し、液晶ユニットを取り外し、スピーカーを外し、光学ドライブを外し、メインのカバーパーツを外すために20本近いネジを外して、ようやく、ファンが取り付けられているマザーボードにたどり着くことができました。


当機種のCPUファンは、CPUを冷やすために取り付けられている金属製のヒートシンクというパーツに組み込まれているので、ヒートシンクをマザーボードから取り外し、やっと、お目当てのCPUファンにたどり着くことができました。

CPUファンをヒートシンクから取り外して、まずはヒートシンク内の空気の通り道のスリットを確認したところ、フィルター状にはなっていませんでしたが、ある程度のゴミは詰まっていましたので、これを除去し、空気が流れる様にしました。

次に肝心なファンですが、ファンの羽に付着しているゴミを取り除いた上で、再度、指で羽を回すとまだ回転しにくい状況でした。 そこで、ひょっとしたら、ファンの軸にグリスを塗ってやれば、状況が改善するのではと考え、ファンの軸にグリスを塗ると、指で簡単に回るほどに状態は回復しました。

あとは、ファンをヒートシンクに戻し、パソコンを再度組み上げて、ファンが正常に動作するかを確認してみませんと、ファンの交換か、このまま使用できる物なのかの判断が確定できません。

とりあえず、パソコンの電源を入れることができる状態まで、機体を組み上げて、電源を入れてみると、電源が入り、ファンが回転する状況が目視で確認できました。

現時点の状態だと、異音やファンの歪みは無い様なので、このまま使用できそうな感じでした。

ファンの動作も確認ができたところで、パソコンを元の状態まで組み直し、再び、電源を入れて、今度はWindowsが起動出来るかと確認し、ファンの動作とCPUの温度を確認するソフトを起動し、冷却が正常に行われているかを確認し、動作検証に移行しました。

お客様に、診断結果を伝え、今回はパーツ交換無しで症状は改善し、動作検証で問題がなければ、近日中に納品できる旨を伝えまして、終了です。

これから気温が高くなってくる季節に入ります。 パソコンのファンは、温度が上がったCPUを冷却する為にフル稼働の時期に入りますので、ファンが正常作しているということは非常に重要です。 

デスクトップ機のファンは、お客様の方でもゴミの除去は行いやすいと思われますが、ノートPCの冷却ファンの掃除などは、さすがに難しいと思います。

ご依頼をいただければ、ファンの清掃も行っておりますので、故障した場合だけのご利用ではなく、正常動作している時のメンテナンスのご依頼もお待ちしております。

それでは、今後ともインフォムをよろしくお願い致します。

パソコン修理のインフォムHP

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